ワンテンポ遅れのスポーツ回顧 / 腰痛

・昨日のサッカー日本代表vsガーナ代表。
日本は今回も守備を重視した戦い方。3バック1ボランチで一見攻撃的な布陣に見えるけれど、実際は両サイドがしっかり相手のマークにつき、守備の時には常に数的優位を作れるようにしていた。これは基本的に上手くいっていたと思う。ディレイをかけてからプレスで奪いにいくまでの流れがスムーズだったし、バイタルエリアもしっかり埋めていた(個人技で抜かれてくシーンはあったけど)。急造3バックもこのシステムに適応し、無難に守備をこなす。守備戦術においては充分、合格点をあげられる試合だったと思う。
そういう守備をしていた分、攻撃は縦パス一本でディフェンスライン裏を狙ったり、ポストからの展開を利用するといったシンプルな展開が多かった。ガーナのディフェンスラインが高かったため、裏へのボールはかなり効果的だった。……が、フィニッシュの精度が相変わらず。見た目ほど簡単なシュートじゃないのはわかるけれど、あれだけチャンスがあれば1本くらいは決めてほしい。戦術や連携面では問題なかった。あとは個人の能力の問題。
ガーナが挙げた決勝点は、まあ仕方ないかなという感じ。あのセンタリングに対してあのスピード(画面の外から選手が凄い勢いですっ飛んできてビックリ)で詰められたら、そりゃ決められるよなー。直前でどういうマークのつき方をしてたのかちょっと把握できなかったけど、フリーにしていたというわけではなさそう。一瞬のスピードで振り切られたかな。坪井が出てれば、と思わせる一瞬だった。
私的に応援していた青山は出場機会なし。このメンバーならセンターバックで使えるだろ、と思ってたけど試合内容を考えると使わなくて正解だったかも。青山は確かに守備は文句ないんだけれど、低い位置でのボール回しはちょっと不安。ガーナが高い位置でプレスを掛けてきてたから、下手したら穴になってたかもなー。でもやっぱ見てみたかったけどなー。


・日曜日の凱旋門賞
決して緩くないペースを2番手で追走して、一度は抜け出す横綱相撲をして僅差の3着に入ったディープインパクトはやっぱり強い。勝ち馬との差は、斤量と馬場。豊も上手く乗ったと思うんだけどなぁ……。道中ではしっかりディープを御し、ついでに何気なくハリケーンランの進路を狭めたりして嫌がらせ。実に巧妙な匠の技。最後の追い出しが早かった、という意見もあるだろうけれど、じゃあ遅らせたところで勝ち馬との順位がひっくり返ったかというと、それも微妙。
個人的に今回の凱旋門賞で一番驚いたのは、2着に突っ込んできたプライド。展開に恵まれたとはいえ、6歳牝馬があの脚で突っ込んでくるか。こりゃ想像以上の女傑だ。ハリケーンランシロッコ、デヴィッドジュニアと五分の勝負を演じてきたのは伊達じゃなかった。


・最近、肩とか腰とか辛い。誰かいい整体師を紹介してください。