中島美嘉 / Ural 13 Diktators / レイ・ハラカミ

中島美嘉 『LOVE』
音の配置の丁寧さが光る職人芸ポップ"Venus In The Dirk" → 大沢伸一色全開のクラブジャズナンバー "Love Addict" → ゆったりとしたトリップホップ風味の"aroma" という序盤の流れがとにかく素晴らしい。『LOVE』聴く時は、いつもこの3曲ばっかり聴いてます。他の曲も非常に丁寧に作られているとは思うんだけれど、やっぱりこの3曲が別格。


Ural 13 Diktators 『Total Destruction』
ロディックでデンデケでズンドコなフィンランド産テクノユニットの2000年のアルバム。今までUralの曲は"Guru Meditation"と"Blind Love"しか聴いた事なかったけれど、その2曲に比べるとこのアルバムはやや地味というか、押さえが効いてる感じ。でもアルバム全編から感じられるコミカルさとか、いかにも「80年代のニューウェーヴハイエナジーが大好きです!影響受けてます!」って感じの下世話な享楽性とか、微笑ましくていいなー。思わず踊りだしたくなっちゃう。


レイ・ハラカミ 『暗やみの色』
もうホント最高。矢野顕子世界遺産認定してたけど、人間国宝認定もしておいた方がいいんじゃないかと。フィッシュマンズが『宇宙 日本 世田谷』なら、ハラカミは『宇宙 宇宙 宇宙』って感じ。もう異次元。NHKの自然/科学系ドキュメンタリー番組を作ってる人達とかは、今すぐハラカミに連絡を取るべきだと思う。ていうか取って下さい。そのDVDが出たら買うから。マジで。