Inner City / ニポポ / V.A.

Inner City 『Big Fun』
デトロイトテクノ/シカゴハウス史におけるレジェンド級の超名曲"Good Life""Big Fun"を含む、1989年のアルバム。当然の如く名盤。ファンキーでソウルフルで、それでいて切なさや温もりも感じさせる。これぞダンスミュージック。


V.A.『Hungry For Carnage』
Hi-STANDARDBack Drop BombBeat Crusaders等、日本のロックバンドの曲を集めたコンピレーション。ラウドな曲が多い。個々の曲は良いんだろうけど、全体を通して聴くと胃にもたれる。もうちょっとアルバム全体の構成を考えてくれればなー。録音状態が悪い曲もあるし。LOW-IQ-01"Little Giant"は好き。


ニポポ 『Tongarikick.exe』
世紀の一発屋トンガリキッズの中心人物、ニポポの1stソロアルバム。ダサかっこ良さ爆発のへんてこニューウェーヴ"D-Push!"、アンダーワールドサイケデリック分を注入して思いっきりインチキ臭くしたような"おNewフェイスSummer"、石野卓球の某曲とそっくりなような気がしてならない暗黒エレクトロ"Electria"、痛烈な同業者批判を繰り広げるぐだぐだヒップホップ"その他の雑酒48"、どれも名曲かつ迷曲。単におバカなだけじゃなくて、トラック作りにはしっかりとした職人技が光ってます。凄くいいよこのアルバム。多分、世間では思いっきり過小評価されるだろうけど。