柴咲コウ / DJ Krush

柴咲コウ『ひとりあそび』
UKガラージ調の"不自然な空気と果実"、ドラムンベースな"若手クリエーター"など、曲は多彩かつ高品質。打ち込みの音がやや過剰気味なところはあるけれど、それはまあ許容範囲。ちょっと捻りの聴いた言葉選びも歌詞カード眺めてるだけだと「ん?」って感じだけど、実際に聴くと嫌味な感じは全く無し。ヴォーカルの表現力がしっかりしてるから、言葉で遊んでも歌としてブレない。ていうか歌巧いよこの人。物凄く演技力が高いし、しかもそれを自然に聞かせるスキルがある。もっと評価されていいのにな、柴咲コウ


DJ Krush『寂』
アメリカのRPMチャートで3週連続1位」「津軽三味線の木下伸市、尺八の森田柊山ら和楽器奏者とコラボ」ってことで物凄く期待して聴いたけど正直「あれれー?」って思ってしまった。繊細かつ重厚なトラック構築は相変わらず素晴らしいんだけれど、曲全体としてまとまりがない。芯が通ってないというか。悪くはないんだけれど……過去の作品に比べると劣るなー、正直。